お名古屋で一番読まれている新聞は、読売新聞でも朝日新聞でも、毎日新聞でもない。
地元の中日新聞だ。愛知県と岐阜県、そして三重県の一部では中日新聞が一番良く読まれる。スポーツ紙は中日スポーツらしい。
別に中日ドラゴンズファンだからというわけではなく、チラシが一番入るのが中日新聞だというだけである。うちでもあまり新聞を読まないのでやめようと思ったのだが、妻がチラシを楽しみにしているのでやめることができない。
チラシだけではなくて、地元のニュースも結構取り上げられているので、中日新聞をとっている場合が多いと思う。私が小学校の低学年の時は毎日新聞を読んでいた記憶があるが、いつの間にか中日新聞になった。
記憶をたどれば、読売新聞が「中部読売新聞」としてキャンペーンで1ヵ月500円くらいで毎月配っていたこともあったが、中日新聞の牙城を崩せなかったようだ。
地方紙が強いのは、他には北海道や沖縄ぐらいかもしれない。
アメリカでは全国紙よりも地方紙のほうが強いのが恒だったが、インターネット全盛ののいまはどうだろうか?
本題に入るが、中日新聞がこのところ毎日「結い心」という特集をやっている。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/yui_no_kokoro/list/200805/index.html
世界第一の自動車会社になった、トヨタ自動車を取り巻く話だ。
「昔は人々の団結心が強く、それがトヨタ自動車を支えてきた。しかし今は形ばかりで、毎年トヨタから出てくる値切り交渉も心のないものとなってしまった。この世を謳歌しているトヨタ自動車だがどうなるだろうか?」という主旨のようである。
もとより地元にいるんだけれど、トヨタ自動車とは相性が合わず、就職試験も受けていないし、興味はない。昔孫請けの孫請けの零細企業でオートメーション設計のアルバイトをさせていただいたことはあったんだけれど、拘束されるのが嫌で興味がありませんでした。もとより車に興味はないせいもある。
とはいっても、否定的な特集をしていると、「ちょっと待てよ」と天の邪鬼的な気持ちがよぎる。
時代は変わったんだと思う。人間通しの結びつきは会社にとって非常に大事だと思う。会社が大きくなって、ボーダーレスになって、その結びつきの意味は昔と変わったんだと思う。いまでも結びつきは大切であるが、裸の付き合いのようなものは持ちづらくなったと思う。
また下請けの会社も親会社がどんどん変化するに伴って、一緒に変わっていくべきだったと思うのだが、その差がどんどん開いてしまった。はっと気付いた時には名前だけの結びつきになっていたのではないだろうか?
会社の規模や時代とともにどんどん変わっていく。一方で、社員の力をうまく出し切れている会社は規模が大きくなっていっても存続していく。その成長は会社によって異なるので、一概にどれがいいかわからない。
トヨタもこれだけの規模になれたんだから、一定の評価があってもいいと思う。
トヨタが一つだけすごいと思ったのは、人づての話で聞いたのだが、どんなときでも「焦り」を社員が感じている点だ。うまくいっていても、「このままではやばい」と社員の一人一人が感じている。大企業病になると寄らば大樹の影だけれど、そうではないところが力強いんだと思った。
見方を変えれば、日本電産と同じようなタイプの会社だと思う。社員への締め付けは厳しいが、生活は保障するしそこそこの給料を出すよという会社だ。会社は社員に給与を払い、製品やサービスを提供し続けるというのが基本であるから、もっともだと思う。
私はそれ以上に存在意義の方が大切だと思うが、、、きっと優先順位が異なるだけで両方とも必要なんだと思う。